- マイコプラズマ感染症とは?
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マイコプラズマ感染症は、マイコプラズマという細菌による感染症です。
- どのような症状があるの?
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発熱、倦怠感、頭痛、咽頭痛などの症状がではじめて、数日後に咳嗽(せき)が出てきます。
せきは、痰を伴うことが少ない乾いたせきが特徴です。
解熱した後も長く持続することがあります。
- どのように流行するの?
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新型コロナウイルス感染症のように、せきやくしゃみの飛散から感染が拡がる、いわゆる飛沫感染が主体です。
学校で流行を引き起こし易いことから、子供が学校で感染し、家庭にもちこむことによる家族内感染事例も多く発生しています。
- 潜伏期間は?
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潜伏期は2~3週間で、患者と濃厚に接する家族内、もしくは職場内などの小集団でしばしば拡がります。
- 感染しないようにするには?
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新型コロナウイルス感染症と同様に、飛沫感染しますので、マスク着用、換気などの感染予防対策を行いましょう。
併せて、石けんによる手洗いやアルコールによる手指衛生も併せて行いましょう。
- 感染が疑わしい、あるいは感染した場合
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現在のように流行期にある場合、風邪のような症状、せきがある、周囲に同様の症状の方がいるという場合は、マイコプラズマに感染している可能性があるため、当院を受診してください。
受診後に本感染症の診断がなされ、抗菌薬で治療を行われた場合、一般的には2~3日で解熱することがほとんどですが、解熱しない、せき、そのほかの症状が悪化する場合は、再度、当院にご相談ください。
- 学童の場合、出席停止期間は?
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マイコプラズマ肺炎は、学校保健安全法で「第三種学校伝染病」に指定されているため、急性期は出席停止となります。
一方で、明確な出席停止期間は定められておらず、症状が軽快したら登校可能となります。